2010/11/03

AweCIM Week


再びマリ@Kelloggです。もはや2か月前の話になりますが、Kellogg名物ともいえるCIM Weekを紹介したいと思います。

8月29日に渡米して、翌日30日から6日間、CIM Weekと呼ばれる1年生向けのオリエンテーションウィークに参加しました。基本はエクスチェンジだと2年生と一緒に専門科目を履修するので、1年生との交流機会がないのですが、CIMに参加するとたくさんの1年生の仲間ができます。エクスチェンジにとってCIMはオプショナルで、私たちの代では55名のエクスチェンジ中6名しか参加しませんでしたが(別途費用がかかるので)、絶対お勧めです。

Kelloggは入学する時に8つのセクションに分けられます。セクションにより差がありますが、1セクションあたり60~90名程度で、どのセクションかということは一つのアイデンティティになり、その絆は卒業後も続きます。他の大学のセクション名は普通に数字やアルファベットなのですが、Kelloggの場合は風変わりな名前ばかりです。私のセクション名はBucketHead(バケツ頭)、その他はCashCows、BullFrogs、JiveTurkeys、BigDogs、Moose、Poet、Hilandersです。きっと何か名前の由来があるのだと思いますが、詳しいことは誰もよく分かっておらず、伝統的に継承されているようです。ちなみにセクションの絆は世代を超えて生まれるようで、卒業生がリクルーティングセミナーなどで戻ってくると、自己紹介の際に「I was a Bucket. Yeah!!」みたいなことを言ってBucketの学生たちが盛り上がります。

CIM初日、今秋着任した新任Dean(サラ・ペイリン似)によるWelcome Address。米国ビジネススクールで初の女性Deanだそう。ちなみに前任者も米国初の有色人種Deanだったそう。Diversityを重視するカルチャーです。

CIM Weekは毎日8:00から夜までタイムテーブルがぎっしりでした。DeanのWelcome addressやUniversity Policeによる治安の説明、IT環境・施設案内、セクションリーダーと呼ばれる2年生によるKelloggカルチャーの説明、ダイバーシティーに関する講義など、新入生に必要な様々な情報提供の他、中学・高校時代を思い起こさせるチームビルディングのイベントがてんこ盛りです。そして毎晩深夜まで飲みます。笑
イベントは全てセクション対抗となっており、評価順位によって採点されて、CIM Weekの最後に総合点を競います。競争意識を煽るため、EnemyチームとFriendチームもそれぞれ設定されています。大手コンサルや金融機関出身のいい大人たちが、ティーンエージャーのように本気になって取り組むわけです。最近では他校でも同様のイベントを設けるところが出てきているようですが、最初に始めたのはKelloggだそうです。チームワークを重視するKelloggカルチャーの洗礼週間といった感じでしょうか。逆にCIM Weekを本気で楽しめない人は、Kelloggに向いていないと思います。ちなみに我らがBucketsは、前半は不振で7位あたりでしたが、後半のSection Show Caseから追い上げ、最終的には3位でした。


例えば初日の午後はセクション毎に自作の応援歌を考えて、応援合戦を行いました。応援歌は替え歌だったり、単なる掛け声だったりで、振り付きです。高校の体育祭みたいですが、日本と違うよなぁと思うのは、Enemyチームに対するブーイングの応援歌と、Friendチームに対する応援歌も作ることです。特にブーイングはかなり盛り上がります。
応援は、盛り上がり具合によって審査員に採点されます。私はこの時間、時差ボケがMAXで、ものすごい騒ぎにも関わらず、眠気を抑えるのに必死でした。汗

Cheering Contest。
どこまで厳密なのか知りませんが、各セクションの応援披露はスクリーンのボリュームメーターで計測されます。

3日目の水曜からはSection Show Caseの準備が始まりました。いわゆる寸劇、ムービー、歌、ダンスで構成される学芸会のようなもので、毎日のプログラムをこなした後、夜に皆で集まって企画を考え、金曜夜の本番に向けて練習しました。70名もいれば多様なスキルを持ってる人がいるもので、監督、脚本家、映像編集、音楽編集、PPT作成、シンガー、役者など、本当にみんな才能豊かでびっくりします。
Bucketsは70年代をテーマにしたストーリーを考え、めちゃめちゃ面白いものが出来あがりました。(多分どのセクションも自分たちが一番だと思ってると思うけどw) 私はBucket Girlsというガールズダンスユニットのパートでしたが、実は昔々にちょびっとダンスをやっていたため振付けを担当することになり、幸か不幸かDancing Queenキャラになってしまいました。(KBSでは絶対にあり得ない…) お陰で他セクションの人からも声をかけられることが多く、友達が増えたのは良いのですが、クラブに行くといつも次から次へと踊らされるので、もうすぐ三十路としてはちょっと大変です。


Section Show Caseの開始前。みんなコスチュームが大好きみたいで超張り切っている。

 Section Show Caseの本番直前リハーサル。

最終日の土曜日は、CIM Olympicといって体育祭みたいなイベントでした。ここでもみんな、俄然ガチンコ勝負です。種目は4つ程度でしたが、それぞれ白熱して盛り上がり、終わる頃には声が枯れてる人がチラホラいました。


一番盛り上がった綱引き。Buckets女子は戦略勝ちで1位に。

その他にも、クイズウォークラリーや、Chicago南部のスラムの小学校のペンキ塗りのボランティア、地元プロによるKelloggやEvanstonの内輪ネタ満載のコメディショー、セクション全員の姓名を暗記するゲームなど、満載のとってもAwesome AweCIMな一週間でした。

ちなみに1年生はCIM Weekの後もしばらく、基礎科目をセクション単位で受けるのでもっともっと濃い付き合いになりますが、エクスチェンジの私は専門科目(しかもナイトクラス)を取っているため、なかなか会う機会がなくなります。水曜はほとんどの授業が休みで、Kellogg生は大抵毎週火曜の夜にKegというEvanstonに一つしかないクラブに集まるので、そこでちょいちょい会ったり、誰かのバースデーパーティーで集まったりする機会はありますが。最初に1年生と一緒に過ごすと、その後自分だけ違うことをしているのがちょっと疎外感もあり、セクションメイトが恋しくなるのが、CIMに参加する唯一の難点かもしれません。笑

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