2010/11/28

新卒採用の意味

  フランスより HAT です。日本でも厳しい雇用環境が続いていますが、欧米は更に辛い状況です。エセックでも就職課に近いものがあり、そこで求人を見ると、新卒採用案内なのに「実務経験3年以上」と書いているものがあります。

  「新卒 = 実務経験なし」の想定でいた私は驚きました。フランスではインターンの期間が日本やアメリカよりも長く、最低でも半年以上、長いものだと2年続く場合もあります。「実務経験3年以上」と書いていたのはこういう事情があり、「卒業までに少なくとも2社で経験を積んでこいよ」という企業側のメッセージだった訳です。

  現状、フランスでは正社員の仕事はもちろん、インターンでさえ中々見つかりません。こちらの大学院などでは卒業要件として、「半年以上のインターン」を明記しているところさえあり、インターンが見つからなければ仕事どころか卒業できない場合すらあるのです。

  現実にインターンが見つからず、卒業できずに失業給付を受けるために役所の前に並ぶ若者も多く、それが社会不安を引き起こしている面があります。フランスは日本以上に労働者が保護されており、整理解雇は大変困難で、一度雇用されると自分から辞めない限り仕事は保障されています。

  こうなると企業側は雇用に慎重になり、現在のように経済状況が悪化してくると日本と同じく若者の仕事がないことになります。総合経営でKK先生がおっしゃっていた、「社会全体でのリストラ」が行われていることになります。

  新卒採用という形で、職務経験のない大学生に仕事を提供しているという点で、日本はフランスよりまだましと考えられます。フランスでインターンを探す場合、学歴+コネクションが大変重要で、両方持っているものは限られており(レバノン財務大臣の娘とか、パリ副市長の息子等)、この仕組みだと格差が更に強固にならざるを得ませんわな。

  日本でも書類審査の段階で学歴は見られていると思うが、コネクションを見るのはそれほどないでしょう(上場企業社長や政治家の子供を除く)。その点では、まだ公平性があるとも言えるので厳しい状況は続きますが、頑張っていきましょう。

  

零下の国から

どうも、日中でも-6℃の国、スウェーデンはストックホルムでございます。
おかしいなぁ、秋はどこにいったんだろう。。。
寒すぎるからでしょうか、こんな雪が降ってくるよ!

5mm大の結晶の粒!!こんなの初めて見ました。
昼の3時くらいで外はこんな感じ。

カメラですこし明るく見えますが、実際はほぼ真っ暗です。
寒さも辛いですが、この暗さはよりツライですねー。。。

クリスマスツリーの設営も始まりまして、一気にクリスマスモードが高まってます。
本当にきれいな街です。寒いけど!寒いけどね!!

今回の写真は、遊びに来てくれた友達が撮影してくれました。
見慣れた景色も、すごく綺麗に撮ってくれたのでお裾分けです(*^_^*)

さ、ファイナルまで後は勉強だわ。。。

2010/11/26

水の出ないトイレ


  フランスより HAT です。今日は面談のため、某社パリオフィスへ赴きました。とても綺麗なオフィスでトイレも素敵なのですが、一つ問題がありました。蛇口から水が出ないのです。

  ただ、そこは儲かっているのでしょう。写真の様にボルビックのペットボトルが置いてあり、「これで手を洗って下さい」と言わんばかり。普段は浄水器を通した水道水を飲んでいる自分が、ミネラルウォーターで手を洗う姿に資本主義の矛盾を感じたのであります(まあ、儲かっていれば企業も個人もお金を使うべきなので良いと思うが)。

  以前、ある研修でグループワークの効率性を学んだことがあります。二つのグループに分かれて、最初に自己紹介をしたグループと自己紹介をしなかったグループの成果を比較するものでした。ご想像の通り、自己紹介をしたグループの方が結果は良く、お互いのことを良く知った上で作業を行うことの重要性を確認したのでした。

  なぜこんなことを書いたかというと、今日の面接官が名前を名乗らなかったからです。こちらが自己紹介で、「HAT と申します。今日はどうぞ宜しくお願いします」と挨拶をすると、「ああ、そう」という感じで、結果として相手の名前を知らないまま面談をすることになったのです。

  面接のお題は、「日本でトップの貴金属メーカーが欧州で展開をするにはどうすべきか」でした。議論というよりは、「じゃあ、適当に考えてよ」という感じでこちらが話す一方。議論(らしきもの?)が終わり、質問コーナーで質問をすると、「どういう意図でその質問してるの?」と聞き返される始末。

  終始、ギスギスした感じで面接終了。昨日のフランス語のプレゼン中も「早く家に帰りたい」と思ったが、今日の面談でも同じことを考えるはめになるとは。

  鎌倉時代にフビライ・ハーンの軍がやってきた時、日本の武士達は戦う前に相手に対して、「我は○○、どこどこの者である」的な自己紹介をしたそうである。ただ、自己紹介中に相手は毒矢を打ってきて(そもそも言葉が通じないので、自己紹介しても意味がない)、武士達は「無礼者・・・」と言ったかどうかは知らないが、やられたようである。700年近く昔の武士の気持ちが理解できたような一日でした。「ぶ、無礼者・・・、面談の前に名を名乗れ、名を」。

  ただ、元寇との違いは神風が吹かなかったことだな・・・。

  

2010/11/25

Thanksgiving Break!

ご無沙汰でした、Fuqua school of business におりますつかだです。

本日からおやすみということで、このタイミングで情報提供をさせていただきたく:-)
私基準で分類し、◆Fuqua授業◆Fuqua授業以外◆International Houseというくくりで早速。
長文です、お覚悟を。

◆Fuqua授業
ざっくり主観でいうと、クラスのレベルはKBSと同等、ただ、習う内容、扱うケース、そして当然言葉が違います。こちらでは、交換留学中の学期が大きく2つに分かれています。(以前もご紹介しました)
各クラス、週2回授業があり、各回2時間×12回。ざっくり6週間です。
交換留学中に5つの科目を履修します。
私は前半は、「Marketing communication」と「Power and Politics」を、そして今は、下記3つを履修中です。
ちなみに、私が履修した(している)科目は定性科目が多いということも影響して、すべてケース&グループワークあり、「チームワークを重視しない人はFuquaには来ない」という発言を教授からたびたび聞きますがその通りかと思われます。
「Strategy and Tactics of Pricing」
形式:レクチャー&ケース
グループワーク:有
guest speaker:1回/週
まあ基本はKBSと同じイメージです。あ、ゲストが多いですね。
で、内容は価格戦略に絞った科目です。
履修登録後知りましたが、選択科目の中でone of the toughest だそうです。
(来年いらっしゃる方はご注意!)
lectureで基礎理論(コストベース価格、消費者ベース価格、損益分岐、利益最大化価格などなど)
ケースはHBSのもの、多くは米企業ですね。
ゲストはAmerican Epress, P&Gなど、有名どころを招いており毎回楽しみにしています。
「Managing Innovation in a Global Organization」
形式:レクチャー&ケース
グループワーク:有
guest speaker:1回/2週
こちらも概要は「Pricing」と同様。KBSでのクラスに慣れている方は違和感なく入ってゆけるのでは?
テーマ的にA川先生を思い出します。ケースもたまにかぶっています。
InnovationはInventionとは違う!価値創出のプロセスが重要だ!
Incremental Innocation と Radical Innovation があり、マネジメントのあり方の違いには注意が必要だ!
といった内容をCaseメインで学びます。
「Leading & Managing Human Assets & Organizational Change」
形式:レクチャー&ケース
グループワーク:有
guest speaker:1回/週
おかし:月1回
こちらは上記2つよりもさらにグループワーク度がアップです。
授業中に、「ちょっとこれについてグループで議論して。」というのが頻発します。
MangementとLeadershipのあり方について、毎回テーマに沿って議論が進められます。
世代や国籍、性別、組織の差を考慮したManagementのあり方とは?
経済的な報酬と、それ以外の報酬(福利厚生、自己実現)の使い分け方は?
などなど。当然単一解答などなく、深いです。
ちなみに、教授は変わったキャリアで軍人暦が長くその後教授になっています。
きびきびした反面、授業中にHalloweenやThanksgiving時などに教授嫁の焼いたケーキお菓子を供してくださったりとほんわかした?ムードを醸してくれます。

もじばかりでしたので、ぼけてますがクラスの写真を1枚。。。
「Power and Politics」の休憩時間です。

◆Fuqua授業以外
大きな街ではなく、楽しめる場所が少ない。。。確かにあたっているかもしれません。
ただ、その分みんなでわいわい楽しもうぜ!感が強く、学校も交流の機会を数多く提供してくれます。
もちろん交換留学生にも平等に与えられます。
週末にすることがない。。。という状況に陥ることがないということだけはお伝えいたします。

ということで、Fuquaならではと思われるものをいくつかピックアップしてご紹介です。(他校にもあるかもしれませんが)



「mentor」
Fuquaでは、交換留学生にボランティアで現2年生がmentorとしてつきます。
Fuquaや日常生活での細かい質問に答えてくれたり、あとは普通に友達として遊んだりという仲間が初日いるということです。



私のmentor、Joshです。先日、学校のプログラムでインドに旅立ちました。お守りに日本から持参した招き猫キーホルダーをあげたらよろこんでました。留学後も仲良くやってけそうな感じです。


「Fuqua Friday」
Fuquaでは毎週金曜日に無料の飲み会が提供されます。
各回何かのテーマがあり、それを楽しみながらネットワーキングの場として活用できます。
テーマはいろいろ、世界各国の食をテーマ(中国の回、インドの回、ブラジルの回。。。)他。

たまに、ワッフル大食い競争の回、や腕立て伏せ何回できるか競争の回、などもあります。

腕立て伏せですね。 そういえば前述のJoshはワッフル食べ放題に参加し撃沈してました。

Fuqua建物内の広間が会場となります。
このお姉さんが、なくなるまでビールを延々注ぎ続けてくださいます。
私はとってもお世話になりました。


「Event for Echange Students」
こちらも1回/2週ぐらいで留学生メーリスに学校企画のイベントが流れます。
留学生が企画するイベントを足すと1回/週ぐらいになると思われます。
交換留学生が約45人もいるので、誕生日会から小旅行まで、企画がたってゆきます。
とりあえず、近くにいたメンバーと集合写真。


10月下旬にはNational Park の Smoky mountains へ旅行しました。昼はハイキングや観光、夜はコテージでバーベキューなど。こう書くと健全に聞こえますが、夜は4時ぐらいまで飲んでいたり、朝はお迎えのバス集合に全員間に合わず、バスドライバーが帰っちゃったりしてました。



同、みんなで集合写真☆

真ん中の女の子の誕生日会です、終わり際に撮ったのちょっと殺風景。








韓国からの留学生と昨日ごはんを食べたのでそこでも写真を。彼はダブルディグリーなのであと半年こちらにいるとのこと。英語レベルがやや私に近く、Fuqua初日の説明会でも「おいおい、今なんていったか分かった?」と、苦しみを共有した親友です。Fuqua交換留学生の中には、MBA以外のプログラムからの交換留学、半年の交換留学ではなくダブルディグリープログラム参加、といったひとも結構いました。

「Fuqua Japan」
Fuquaには日本人が2年生約12人、1年生約5人いらっしゃいます。みなさん親切かつイベント好きで一緒に遊んでました。こういうネットワークも貴重だなって個人的には思ってます。2年生は企業派遣の方も多いのですが、1年生は自費の方々ばかりで、皆さま精力的に就活してらしゃいました。これから迎えるコンサル業界の就活を前に、皆さまとりあえず押さえは内定もらっているとのこと、優秀です。。。


Brazilian & Japanese Party でブラジル人が全員帰った後、残った日本酒をみんなで一気。車運転できない人続出。。。

「Camp-out」(Basketball game)
Dukeの大学バスケは国内最強らしく、その応援も異様な盛り上がりを見せています。このイベントは、10月初旬開催されるチケット購入イベントです。購入権獲得のルールは、夏休みラジオ体操と一緒です。金曜日の夜から日曜日の朝まで、泊り込みで待機し、突然鳴るサイレンに合わせて毎回運営キャンプへ並び、そこでハンコを押してもらう。それを延々繰り返します。つまり、この不規則なサイレンを聞き逃さず、ハンコをほぼ全て獲得した者だけが、購入の権利を得るというものです。

当然、泊まりになります。(会場は駐車場なので、キャンピングカーを借ります)
当然、寝れません。(サイレンは不規則、深夜も遠慮はありません)
当然、テンションがあがってきます。(寝てない上にお酒を常に飲みます)

というイベント、一生に一度ぐらい参加してみてはいかがでしょうか??


こんな感じで駐車場がキャンピングカーで埋まります。みんな食べ物、飲み物(酒)、遊び道具を用意し、開始に備えます。


ハンコを押してもらうために、こんな感じで並びます。何度も何度も。。。


サイレンの合間にみんなとわいわい遊びます。


仕事柄か、調理人として任命されました。。。人生で初めて、牛タンを「一から」捌きました。
まあ、万能包丁じゃムリでしたが。


で、見に行ってまいりました!みんな大興奮!でも私はあまり興味ないので。。。


Duke のキャラクター、Duke Devil くんを激写したりしてました。ちゃんとカメラ目線。

◆International House
私が8月初旬にDurhamへ行き、Fuquaのプログラムが開始する9月頭まで自由だったので、Fuqua以外の環境も結構確認することができました。その中で来年いらっしゃる方にも価値がありそうなInternational House のお話をご紹介いたします。

International HouseはDurham生活の起点となる重要ポイントです。Fuquaに来ると、住宅やレンタカー会社を自分で探す必要があるので、とってもお世話になると思います。これはFuqua特有かもしれません。Duke UniversityのInternational House (留学生サポート組織)は、情報提供をはじめ、買い物ツアー、SSN取得ツアー、Thanksgiving dinnerなど多くのイベントを提供してくれています。こちらはFuquaに限らず、Dukeに来ている留学生、学者さんなど全部が対象となるので、また違った雰囲気です。
真ん中が主(多分そう・・・)のLisaです。当日いなかったので写真はないですが、日本人のスタッフもお一人いらっしゃいます。


International House で知り合った友達をきっかけに友達の輪が広がって行きました。これは私の部屋での飲み会。月1ぐらいでビールがばがば飲む会を催しておりました。ちなみに写真に写っている中のひとりは翌年からKBS入学が決まっています。やったね、Collin!

ということで、長文にえんえんお付き合い頂いた皆様 、ありがとうございました☆

2010/11/24

Reims Management Schoolの成績に関すること

 続けて村井です。先日、Session0のStrategyとSession1のNew Approaches to media and Advertisingの成績が発表されました。Sup de Copの学生らの話ではほとんどの科目がPass/Fail basisになっているということで、成績が0.00~20.00までの小数点第2位までの数値に換算されて各学生のポータルサイトに表示されます。統計的に処理されているのだと思います。また、Sup de Copの学生については、掲示板にも成績が掲示されるので、誰が良い成績をとったか分かるようになっているそうです。10.00以上が合格ということで私は無事単位を取得できました。どのようにKBSの成績に反映されるかについては、学事に確認したところ基準は非公開でKBSから成績表をもらうまで分からないようです。
 授業はあと2つ残っていて、先週終了したStrategic Human Resource Managementは結果待ちの状態です。成績が出るまでに3~4週間程度かかるようです。

 先日KBSから修士論文発表会の予定表が公表されましたね。僕はほぼ仕上げてきた論文に追加する事例研究をReimsでの空き時間を利用して行っています。今週でそれも終了し、帰国後に文章と統計結果や図表のデータを主査、副査の先生方に提出して僕の修論は完成です。

アイスランド

 こんにちは、村井です。アイスランドからランスに戻ってきました。今回もブラジルの時と同様、現地ツアーはGray Lineを利用しました。ブルーラグーンで温泉に浸かり、氷河のトレッキングを楽しみ、Northern Lights(オーロラ)や間欠泉などを見て、アイスランドの大自然を満喫してきました。アイスランドというと相当寒そうなイメージがあるのですが、実際はそれほど寒くありません。この時期でも十分に楽しむことができました。金融危機の影響でマクドナルドは撤退してありませんでしたが、ケンタッキーフライドチキンやSubwayは営業していました。マクドナルドがない国を旅行したのはこれが初めてだと思います。



 レイキャビックなどの都市では暖房や給湯にも地熱が有効利用されていて、まさに自然エネルギーの宝庫といった感じでした。アイスランドには鉄道やトラムはありませんが、レイキャビックは大都市です。電気も全量が水力発電と地熱発電でまかなわれています。ガイドさんに聞いたところでは、現時点の為替レートに当てはめると、電気料金はKwhあたりで日本の2分の1から3分の1程度のようです。日本と違って燃料費がかからない分とても安いですね。ただ、ガイドさん曰く、アイスランドではエネルギーだけが安くてその他の物は輸入になるので高いと言っていました。また、一般的な所得のある人は所得税を3割以上徴収され、それより少し所得の高い人で4割超徴収されるそうです。付加価値税も25%程度と高く、アイスランドの人は相当税金を取られているなあという印象でした。付加価値税と所得税を合わせると年収の半分くらいを税金として払っているのではないでしょうか。
 アイスランドは鉄道が無いので移動は専ら自動車になるのですが、ここでは日本車が全体の半分くらいを占めているようです。トヨタ、日産、ホンダ、三菱のディーラーをあちこちで見ることができました。アイルランドもそうですが、日本企業が強い国に限って財政危機の影響を大きく受けているような気がしますね。
 何はともあれ、アイスランドは旅行先としてとても魅力的な国でした。ヨーロッパの主要都市から飛行機で3時間ほどかかるのでなかなか行くのがたいへんですが、機会があれば一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Scenic Campus

ども。Hide@Chicago Boothです。

連続投稿ですが、前回のブログ投稿時に写真を整理していたら、学内のびゅーてぃほーな写真がまだたくさんあり、一度ではUPしきれなかったので、あらためてUPさせていただきます。
夏→秋→冬と、季節が移り変わるにつれて、自然豊かなHyde Parkにあるシカゴ大学のキャンパスの顔も変化していきます。そんな景色を楽しみながら過ごしていたので、皆さんにも共有できればと。

向こうに見えるのがビジネススクールのあるHarper Center。

立派な教会もあります。

オサレ図書館です。

Harper Centerの隣にある、かの有名なフランク・ロイド・ライト建築、「ロビー邸」。M32で建築マニアの某氏が興奮する絵が浮かびますw。

Zipcarのプロモーション・キャラバン。カーシェアリングは、駐車場の高いシカゴでは既にかなり普及しています。

以下、キャンパスの景色たちです。
この日の空は、なんか知らないけどヤバかった。

ということで、完全に写真ブログと化していてすみません。
でもそう…、“イイ感じ”なんですよ、シカゴ大学のキャンパスって。
ホント想像を超えてました。嬉しい誤算というか。mari☆@KelloggさんのいるエヴァンストンにあるNorthwestern Universityのキャンパスもめっちゃ綺麗ですが、こっちも負けてないという感じです。別に張り合ってませんけど。

ではでは。

Hide@Chicago Booth

The University of Chicago Booth School of Business

皆さん、おはようございます。

Hide@Chicago Boothです。ご無沙汰してます。

前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやく2回目の投稿です。今回は学校について。(授業についてはまた別途)

The University of Chicago Booth School of Business(Chicago Booth)は、1898年(世界で2番目)に設立された長い歴史のあるビジネススクールで、現在もトップビジネススクールとして国際的にも広く認知されています。Full-Time(1,100)、Evening/Weekend(1,400)、Executive(520)MBAにPhD(120)と、フルレンジのカリキュラムを提供していて、その学生数(トータル3,140!)たるやKBSの比ではありません…。
※()内は典型的な学生数
1学年に500人も600人も学生がいて、しかもBoothは授業の自由度が高いので1年生、2年生ごちゃまぜなんですけど、そんな環境って想像できます?毎日自己紹介しても2年で終わらないし、ハッキリ言って覚えきれないとのこと…。

対外的な評価も高く、有名誌のランキング(Full-Time)は以下の通り。まぁどう捉えるかは It's up to you。
#1 BusinessWeek biennial rankings, 2010
#1 The Economist, 2010
#5 (tie) U.S. New & World Report, 2010
#9 Financial Times, 2010
#4 Forbes biennial rankings, 2009
#1 BusinessWeek biennial rankings, 2008
ただ、企業派遣の皆さん、会社に説明するのは楽です笑。

あ、ちなみに"Booth"というのは、投資家で実業家のDavid G. Booth(MBA1971)という人が30億ドルという膨大な額の寄付を、母校である同ビジネススクール(元々はChicago GSB : Graduate School of Businessと呼ばれていた)に贈ったことに因ります。変な名前だけどお金もらったんだからしょうがない…。

キャンパスは、Full-Time生がメインで使用するHarper Center、Evening/Weekend生のためのダウンタウン所在のGleacher Centerの2ヶ所。

Harper Centerは"Hyde Park"という、ダウンタウンから南へ約11 km に位置する、緑の多い閑静な住宅街エリア(オバマ大統領の家もあります!)にある、シカゴ大学メインキャンパス内にあります。自然に囲まれた素晴らしいエリアで、建物や自然を見て回っているだけで癒されます。ただ、ダウンタウン在住の場合、通学にはメトラというアナログな電車(未だに車掌さんが切符を車内で確認するという…)か、バスにてドア・ツー・ドアでたいてい約40分くらいかかるのが難点。

Gleacher Centerはダウンタウンのシカゴリバー沿いに位置し、アクセスの良い立地で、ダウンタウン在住のメンバーとのグループワークや自習等に活用できます。今もGleacher Centerでのグループワークが終わった後、自習室にてこのブログを書いているという。

若干写真をば。

メトラ。渋いっしょ。

シカゴ大学キャンパス内にあるHarper Center。クラシックな建築物の立ち並ぶキャンパス内にあって、一際近代的な印象。

Harper Center内のWinter Gardenという吹き抜けのエリア。ガラスから差し込む日差しが気持ちいい。この日はStudent Groupsの勧誘活動があったので、学生がたくさん集まってますね。

典型的な階段教室。色使いがシック。

Student Lounge。毎週水曜日の夕方には、こんな感じでビスケットなんかが無料で配られて、学生の交流の場になっています。学生の人数が多く、必修科目の少ないBoothにあって、こういうコミュニケーションの場は重要で、学校側も意識してセッティングしてるみたい。ちなみにStudent Loungeには、いつでも使えるビリヤード台あり。

スタバも飲み放題笑。

University of Chicago Bookstore。1年のときマーケ?でやったBarnes & Nobleが運営してます。

Bookstore内で売られているシカゴ大学グッズ、ならびにBoothグッズの数々。アパレルは特に豊富。いらないけど笑。

University of Chicago Policeのパトカーが毎日巡回してます。というのもシカゴのSouthってかなり危険なエリアで、キャンパスのあるHyde Parkだけぽっかりと浮き島のように安全な地域になっているんです。とはいえ、安全確保のために日夜彼らが働いてくれているという。お疲れさまです。

ところ変わってダウンタウンのGleacher Center。Evening/Weekend生、あとExecutive MBAを対象にしていることもあり、アクセスがよいので便利。

対岸から写した夜のGleacher Center。シカゴの夜景は本当に美しいので、通学中に周囲を眺めながらも息をのむばかり。


ということで、Chicago Boothの雰囲気を若干でも感じてもらえましたでしょうか。
授業内容等については、また別途UPしますね。

ではでは。

Hide@Chicago Booth