2010/04/17

【ESSEC通信 Vol.2】春休み

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ESSEC通信 Vol.2 春休み
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M32のみなさん、お久しぶりです。

M33のみなさん、初めまして。
ESSEC大学とのダブルディグリープログラムに参加させていただいている
Y. S.と申します。

このメールは、以下2点をお伝えすることを目的として配信させていただいておりま
す。
①  M32のみなさんには、三人の近況。
②  M33のみなさんには、ダブルディグリープログラムの概要。

特に②については、我々が一期生ということもありますので、それなりの責任を感じ
ております。
M33の皆さんがダブルディグリープログラムへの参加を決定するにあたり、このメー
ルがお役に立てることを願っています。

本日よりESSECは一週間の春休み(?)に入っております。
Tさんは、一週間の集中コースを履修されているためほぼ毎日学校のようですが、
僕とSちゃんは文字通りお休みです。
フランスに着いて間もないため、休みの計画も立てておらず戸惑っております。

それでは、本題へ。

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◆ダブルディグリーへの応募準備について

M33の方が一番興味があるのが、これではないでしょうか。
私たちが一期生ですので、まだ選考の対策を一般化することが難しいです。

私の場合に限ると、1学期終了までは全く意識せず、夏休みから英語の準備を始めました。今年からはGMATの評価が厳しくなるという噂も聞きましたので、興味がある方は、なるべく早く自分から事務に情報を集めに行ってください。

成績の基準がありますし、そもそもなぜ海外MBAではなくKBSを選んだかということを考えると、ダブルディグリーありきで時間を過ごすのは「もったいないかなー。」とも思います。

ESSECと比べても、KBSのプログラムは素晴らしかったと思います。KBSで過ごすのか、ESSECで過ごすのかは、かなり難しい選択肢だと思います。
私自身もどちらが正しかったか、まだわかりません。

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◆ESSECでの授業

英語の授業をかなりの選択肢の中から選ぶことができます。(フランス語の授業は必修ではありません。)
英語で授業は行われますが、先生がノンネイティブであったり、生徒が各国からきているので、いろんななまりの英語で授業が進みます。
私はそれほど英語が得意でないので、ヒアリングにはかなり苦労しています。

授業は、ケーススタディーとレクチャーが半々ですが、KBSのように生徒全員が眼の色を変えて発言するという感じではありません。

成績評価については、1学期が終了するまでわかりませんが、まじめにやれば「落とす」ということはあまりないようです。一方で、日本で言うAをとるのは、かなり難しいようです。

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◆ESSECの生徒

英語の授業では半数がフランス人、半数が海外組という印象です。科目によってもちろん割合は変わります。
フランス人の多くは、フランス国内の特殊な選考試験を通ってきた方たちです。
平均年齢が20代前半と非常に若いです。フランスではエリート中のエリートですが、雰囲気は日本の学部生に近いです。

海外組は、短期の交換留学生とダブルディグリー(平均年齢30歳くらい)、海外から直接来たフルタイムの学生(平均年齢20代半ば、ボラティリティー高い。)などの生徒で構成されています。

経験者が集まって議論をするいわゆる「ビジネススクール」を想像してくると、若干当惑すると思います。(「違う」だけで、「悪い」わけではありません。)

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◆フランス語

3人ともフランス語の授業をとり、悪戦苦闘の毎日です。
しかし、学校で過ごす分には、フランス語は全く必要ありません。
フランス人の学生の多くが英語を話しますし、留学生も当然話します。

フランスで就職を考えている方は、フランス語が必須です。
ダブルディグリー、海外からのフルタイムの方たちが優秀であるにもかかわらずフランス語ができないために仕事を探すのに苦労しています。

ESSECディグリーの評価はフランス国内ではかなり高いようですが、やはりフランス語が話せないとフランス企業で働くことは難しいようです。

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◆Japanese in ESSEC

現在僕たちを含め、日本人が10人超いるようです。日本人の数は時期によって大きく変動するそうです。
全員には会っていませんが、慶応の学部からの留学生も3人います。(学部からの留学は来年からなくなるというようなことも聞きましたが、定かではありません。)
直接フルタイムで入っている方も数名います。

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◆Paris

Parisはお金があればなんでも手に入ります。(東京と同じですね。)
先日、ブックオフとジュンク堂に行ってきました。日本語の本は、日本で買う値段の約2倍です。

Parisには私たちの寮の近くの駅から1時間弱で行けます。(片道5.85ユーロと若干高めですが。)

物価は、平均すれば日本と同じくらいです。
日本で安い物が高く、高い物が安いということは多々あります。

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以上で今回の報告を終わりにします。

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今回の執筆者: Y.S.