2011/04/09

レッド・オーシャン

  五反田より HAT です。社会復帰から1週間が経ち、少し落ち着いてきた状況だ。ホテル暮らしも今日が最後で、明日から三田キャンパス近くに移る予定。土曜日に三田に来る人は、キャンパス内の新しいカフェでガトーショコラを食べに行きましょう。与えられた仕事は FX と呼ばれる為替証拠金取引を企画、マーケティングして収益の柱に繋げるというもの。現状、数種類の FX 業者が手数料競争をしており、本当に利益が出るのか色々と考えるところである。血の池とも思える市場に入ろうとする根拠は、「顧客は FX 業者をブランドで選んでいる」というマーケティング結果だそうだ。何より驚いたのはパソコンが動きだすのに4日かかったこと。配属が決まったのが3月31日で、結局4月1日は人生初の自宅待機だった(遊びにいったけど)。そんなこんなで社会復帰が始まったのであります。

2011/03/24

健康食品とブランド品

  大阪より HAT です。健康食品会社に勤める人が近くにいるので最近は糖質、脂肪を体に貯めないサプリメントのモニターになっている。

  効いているのか、効いていないのか分からないのが健康食品の特徴らしい。効きすぎると薬になるし、全く効かないと誰も飲まなくなる。健康食品を飲みながら、フランスで勉強したブランド品との類似点が思い浮かんだ。

  ①効果(質)が分かりにくい
  前述の通り健康食品は効果が分かりにくいのが特徴だが、ブランド品も質がいいかどうかは不明だ。「なんとなくよさそうだ」がブランド品のキーワードだろうが、客観的な証明は誰にもできない。

  ②原価率が著しく低い
  健康食品の原価率は10%以下と言われる。余り安すぎると逆に売れないそうだ。これもブランド品とよく似ていて、価格の大部分はマーケティング費用が占める。

  ③イメージキャラクター
  ブランド品の広告には、著名な俳優や女優がよく登場する。健康食品の場合もスポーツ選手が「続けてます!」等のキャッチフレーズを使い、商品を宣伝している。

  ただ、健康食品とブランド品の違いは市場規模だろう。健康食品は基本的に国内(日本)向け、ブランド品は世界規模で商品展開している。マーケティングは奥が深い。
  

2011/03/20

縮小均衡

  大阪より HAT です。こちらでは車で移動しているが、コンビニやスーパーの照明が消されているところが目立つ。

  説明によると、震災により節電に努めているとのこと。しかし、関西から関東に送電できる量は限られており、大阪で節電をする必要はないと関西電力は話している。

  感情的には理解できるが、日本経済にとってこれが正しいことかどうかは議論があるところだ。円高の進行によってデフレ圧力は強まっており、節電する必要がない人々が節約するとますます経済は縮小傾向になる(関東で必要なものを買い控える等の配慮がいるのは言うまでもない)。

  以前から「金持ちは金を使うべき」と思っていたが、こういう状況で全員が節約すると社会にとって悪影響を与える可能性もある。なので、お金を使える人はお金を使うべきである。
  

2011/03/17

円急騰

  皆様、ご無沙汰しております。大阪より HAT です。
  
  KBS 学位授与式の中止が決まり、皆さんと会えなくなり大変残念です。独り言になるかもしてませんが、このブログを通じて皆さんと繋がりを感じられればと思いました。(mari 姫、だめならそう言ってね。)
  
  先程、15年11ヶ月ぶりに円が1ドル79円台に入った。「通常、災害が起こった国の通貨は売られるはずなのになんでや!」と大阪にいるので関西弁で突っ込んでみたが、今回はその災害が理由で円が急騰していると思われる。
  
  阪神大震災の時とは違い、保険会社が被災者への補償金を支払うと発表した。今回の補償に必要な額は6,000億円と言われており、外貨で運用している保険会社が円買いを行って補償に当てるのではという思惑がニューヨーク、ロンドンで流れているようである。
  
  保険会社には円建ての手元流動資金が1兆円以上あり、外貨を売る必要はない筈だが外国人投資家の思惑は止められないようだ。現在、車で移動していることからガソリンを入れることがあるが、日本に帰ってきてから価格は上昇の一方だ。石油はドル価格で取引されるから、円高はガソリン等の資源価格高騰を食い止める作用もあり、一概に日本経済に悪いとは言えない面もある。
  
  当局が何らかの動きを取る可能性はあるが、Y 教授の名言である「大局観を大切に!」をもとに判断してもらいたいものだ。
  

2011/02/10

キャー、すごーい!


  築地より HAT です。東京に部屋がないため、今日までホテル暮らしをしています。昨年の夏はマンスリーマンションに暮らしてましたが、掃除をしてくれる分ホテルの方が楽です。

  さて、ホテル内にプリンターがないため、昨日三田キャンパスまで行ってきました。PC室は学部生だらけで若干の敵地感を感じましたが、就職活動の話題で盛り上がっていました。

  最近はウェブテストと言われるインターネット上のテストを課す企業が多いらしく、PC 室でもテストを受けている人がいました。前に座っていた男女が相談しながらウェブテストを受けていて、女性が受験者で男性が数学の問題を彼女のために解いているようでした。

  テストが終わるたびに女性は「キャー、すごーい!」と叫び、男性はまんざらでもない表情で照れていた。二人は恋人ではないようで、彼は「テストのために呼ばれた男」のようでした。

  高校生や学部生の時も「試験の前だけもてる奴」というのがいたが、彼もその類なのだろうか。まあ、でも試験前だけでもてるだけもいいよ。こっちは今まで試験前後だろうがもてた記憶ないもんなぁ。

  それどころか今は住所不定無職の状態。あぁ、早く人間になりたい。

  

2011/02/09

メルシー!


  東京より HAT です。昨日、無事帰国しました。寿司、サムゲタン、カットフルーツのパイナップル、しゃぶしゃぶ、正に日本は天国であります。

  フランス最後の食事として、学校近くにある中華料理屋に行きました。そこにフランス人家族もいて、2才くらいの小さな女の子もいました。

  食事をしていると、彼女が私の近くを通って歩いて行ったのですが、持っていたクマの人形を落としました。それを拾って渡してあげると、満面の笑顔で「メルシー!」と言ってくれたのです。

  変な話ですが、この瞬間が一番「フランスに来て良かった」と思えたかもしれません。彼女の笑顔は、「フランスに来てくれて、フランスを好きになってくれてありがとう。日本に帰ってもきっといいことがあるよ」と伝えていてくれるようでした。

  話は変わりますが、半年程前アンケートに協力頂いた方のメールボックスに塩マドレーヌを入れておきました。甘すぎない大人の味をお楽しみ下さい。皆さんにも「メルシー!」。

  

2011/02/06

八甲田山とビジネススクール


  フランスより HAT です。早いもので明日フランスを発つことになりました。後ろ髪を引かれる思いだが、私は行かねばならない。許せ、愛するフランスよ。

  思えばビジネススクールに入る2年前、私は混乱の最中にあった。職場は「人員3分の1削減」をスローガンに掲げ、一緒に働いていた人達が次々にいなくなった。国内出張でも在日代表の承認が必要となり、競合に多くのビジネスを奪われた。

  この状況下、マネジメントは「数字を上げろ」の一本やり。訳のわからない命令、混乱する指揮系統、減り続ける仲間達。気分は正に「八甲田山雪中行軍」の一兵士であった。

  遭難寸前の中、ビジネススクールと言う名のヘリコプターが上空に現れ、一旦社会の荒波から逃れることになった。そのヘリコプターの中には底抜けに明るくて優秀な人達がいて、「色々あるけど世の中そんなに捨てたものじゃないよ」と温かいミルクを差し出してくれるのだった。

  全てに否定的だった自分も良い人達に囲まれて前向きな姿勢を取り戻し、激しくも楽しい生活にのめりこんでいった。グループでの成果を目指す方が自分には向いているということが一番大きな発見だった。

  社会人時代は個人に目標が与えられ、周りがどうなっているかなど殆ど気にする余裕すらなかった。しかしながら、その状況は余り自分向きではなかったようである。

  社会復帰に向けて今後のことを模索する時期に来ているが、チームワークを重んじる職場で働きたいと思う今日この頃である。その方が成果も上がるだろうし、何より楽しいはずだ。 

   

ツンデレW杯

  フランスより HAT です。幾つかの授業でフランス人学生とグループを組んだが、中々愛くるしいメンバー達だった。

  授業が始まった頃は「何だこのよくしゃべる日本人は?」的な扱いを受けていたが、時間が経つにつれ彼らは親切になってきた。フランス人同士が話す時、当初はフランス語を使っていたが、私がいるということで最後の方は全て英語で話していた。自分が日本人と外国人と一緒に話す際、日本人と話す場合でも英語を使うようにしているが、フランス人達もそうしてくれたようである。

  グループワークに限らず、フランス社会は新参者に対して最初は冷たく接する傾向にある。しかしながら、フランスへの理解を示そうとすると徐々に優しくなるようだ。

  これをツンデレ喫茶風に例えると、最初に「何しにフランスに来たのよ?」と冷たくあしらわれるのと同じだろう。しかし、帰り際になると「帰っちゃうの?」と態度を豹変させ、少し照れながら「日本になんて帰らないで、フランスで私と一緒にいてよ」と泣きつくツンデレ嬢に近い印象だ。

  自分が親仏家になったのも、このツンデレ傾向に要因があるように感じる。アメリカはこんな感じではなかったし、限られた海外旅行経験でもフランスみたいなツンデレ国家は余りお目にかからなかった。世界でツンデレW杯を開けば、フランスはダントツで優勝できるだろう。

  画像はフランスでも大人気「ドラゴンボール」の重要キャラであるべジータ。最初は無茶苦茶怖かったが、地球で家庭を持つと優しいお父さんになってしまった。その点からすると、彼は惑星べジータだけでなくツンデレ王国のキングと言えるだろう。

  

2011/02/05

熱湯シャンプー

  
  フランスより HAT です。来週の帰国に備え、ボサボサだった髪を切りにパリまで行ってきました。こちらに来てからお世話になっている美容院では、髪を切る前後に2回シャンプーしてくれます。

  日本にいた時はヘッド・マッサージに通っていたくらいなので、シャンプーしてくれるのは嬉しいのだが、出てくるお湯の熱いこと。今日は頭に湯が当った瞬間、「熱っ!」と日本語で叫んでしまった。

  海外で「熱っ!」と叫んだのは二回目で、一回目は台湾の足裏マッサージで熱湯に足をつけられた時だ。マッサージ氏の台湾人が日本語で、「大丈夫、大丈夫」と言っていたがあれは明らかに熱すぎだ。

  この美容院はフランス人客が殆どで、今日は老夫婦が二人でやって来て、仲良く並んで髪を切ってもらっていた。日本ではあまり見ない光景だ。

  シャンプー時に熱湯が出るということは、フランス人にとってそれが普通ということだろう。一方でこちらのプールに行くと、水温が明らかに低い。ジャグジーもお湯ではなくぬるま湯であるため、冬場は体を温めることが困難でおまけにシャワーの水も冷たいから、外に出ると体が冷え切って泣きそうになる。

  美容院のお湯は熱く、プールの水は冷たいという相反する事実が存在する。フランス人の髪が細くて柔らかいから美容院のお湯が熱く、首から下の肌の体感気温が日本と違うからプールの水が冷たいのか。この謎は解けぬまま、フランスを発つことになりそうである。

  ちなみに、画像は「らんま 1/2」に出てくるキャラの一人であるシャンプー。普段温厚な彼女が、時折見せる怒った表情に魅かれるのは私だけではないだろう。

  

2011/02/04

♪ Just the way you are ♪


  フランスより HAT です。こちらに留学している中国人や台湾人は、日本のドラマに出てくる女優やアイドルについて私より詳しかったりする。「1リットルの涙」というドラマに、沢尻エリカが出ていることは中国人に教えてもらった。

  その中国人に、「鈴木亜美のプロモーション・ビデオ(PV)は最高だから見ろ」と勧められた。彼のお気に入りは1999年に発売された「Our days」である。「you tube」で見たところ確かに素晴らしい。

  1999年は塾でアルバイトをしていた学部生時代だったので、英語を教えていた中学生から「Our days」の CD を借りて聞いていた記憶がある。曲自体もいいのだが、PV はストーリー性があって感動的だ。

  PV の舞台はアメリカの高校であろう。鈴木亜美が留学している設定なのか。バスケットボールにあけくれる男子学生が練習に励むが、最後にライバル校と試合をしてシュートを外し、負けるという内容だ。

  基本的に、鈴木亜美は男子学生を見守る設定になっている(恋人なのかもしれない)。分からないのは最後に男子学生がシュートを外しても、鈴木亜美が終始笑っている点だ。

  しかし PV の最後をよく見ると座り込んでいる男子学生に対して、鈴木亜美が近づいて、「なーに、外してんだよ」という感じで優しく声をかけようとしている。

  スポーツもそうだが、実社会でも勝つ人がいればうまくいかない人もいる。競争にあけくれているとそれを忘れがちになるが、この PV は「戦いに敗れ、疲れ果てた人に手を差し伸べるべき」と言っているかのようだ。

  この曲のサビ部分は、「Just the way you are」、「そのままのあなたでいて」という意味だ。しかしながら、今の鈴木亜美はこの頃とは明らかに変わってしまった。清純でまぶしかった彼女はどこかにいき、この PV で見せていたような笑顔は見る影もない。

  皆さんも色々大変なことはあると思うが、是非そのままでいて下さい。そして成功した暁には、困っている人達に手を差し伸べてあげて下さい。