2011/02/04

♪ Just the way you are ♪


  フランスより HAT です。こちらに留学している中国人や台湾人は、日本のドラマに出てくる女優やアイドルについて私より詳しかったりする。「1リットルの涙」というドラマに、沢尻エリカが出ていることは中国人に教えてもらった。

  その中国人に、「鈴木亜美のプロモーション・ビデオ(PV)は最高だから見ろ」と勧められた。彼のお気に入りは1999年に発売された「Our days」である。「you tube」で見たところ確かに素晴らしい。

  1999年は塾でアルバイトをしていた学部生時代だったので、英語を教えていた中学生から「Our days」の CD を借りて聞いていた記憶がある。曲自体もいいのだが、PV はストーリー性があって感動的だ。

  PV の舞台はアメリカの高校であろう。鈴木亜美が留学している設定なのか。バスケットボールにあけくれる男子学生が練習に励むが、最後にライバル校と試合をしてシュートを外し、負けるという内容だ。

  基本的に、鈴木亜美は男子学生を見守る設定になっている(恋人なのかもしれない)。分からないのは最後に男子学生がシュートを外しても、鈴木亜美が終始笑っている点だ。

  しかし PV の最後をよく見ると座り込んでいる男子学生に対して、鈴木亜美が近づいて、「なーに、外してんだよ」という感じで優しく声をかけようとしている。

  スポーツもそうだが、実社会でも勝つ人がいればうまくいかない人もいる。競争にあけくれているとそれを忘れがちになるが、この PV は「戦いに敗れ、疲れ果てた人に手を差し伸べるべき」と言っているかのようだ。

  この曲のサビ部分は、「Just the way you are」、「そのままのあなたでいて」という意味だ。しかしながら、今の鈴木亜美はこの頃とは明らかに変わってしまった。清純でまぶしかった彼女はどこかにいき、この PV で見せていたような笑顔は見る影もない。

  皆さんも色々大変なことはあると思うが、是非そのままでいて下さい。そして成功した暁には、困っている人達に手を差し伸べてあげて下さい。    

  

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