2010/10/30

言語について考えること




Mac Airが最近発売することになるということで、アップルのサイトをチェックしたところ、各国のオフィシャルサイトがあるとわかりました。

香港、台湾と中国のサイトをクリックしてみた。

そこで、新発売というところのチャイ語が微妙に違うと発覚。

香港:「Mac Book 次世代誕生」

台湾:「未来世代Mac Book, 現身」

中国:「未来一代Mac book 誕生」

ちなみに日本は:「Macのノートブックをつぎの次元へ」

Hotnewsのところも微妙に違った。

香港:「焦点新聞」

台湾:「發焼新聞」

中国:「熱点新聞頭条」

ちなみに日本は:「Hot News Headlines」

さて、フランス語はどうか。

フランス語圏のフランス、スイス、ベルギー、カナダ(ケベック)はどれも同じで「La nouvelle generation MacBook」になていました。しかし、ニュースを意味する「Actualites」のところはカナダだけが違っていた。カナダ(ケベック)では「manchettes」となっていました。やはり遠いカナダでは、若干用語が違うんなんですね。

アップルのホームページの以外に、Wikipediaを使う時に言語について思いました。

中国語の場合繁体字と簡体字というふたつの漢字体系があります。中国大陸の方は簡体字を使っており、香港・台湾・マカオでは繁体字が使われています。簡体字は中華人民共和国が1960年代に制定された漢字の体系であり、いわゆる略字です。Wikipediaを使う場合に、大陸簡体字、シンガポール・マレーシア簡体字、台湾繁体字、香港・マカオ繁体字という4つの選択があります。同じ言語なのに書き方(中国語は形を表す文字なので可能なわけですが)まで違うというのは中国語以外にあんまりないではないだろうか。

ちょっと話変わりますが、スペインの本屋さんとCD屋さんに行ったときに思ったことがありました。スペインでのCD屋さんはラテンアメリカのCDも売っていました。本屋さんではスペイン語の本ですが、恐らく一部は南米の出版物かもしれないなと思いました。そうなると、出版業などスペインと南米と合わせてスペイン語圏の経済規模はかなり大きい。 フランスでも、同じフランス語圏のベルギーやケベック州からの歌手もよくこちらで人気があります。というのは、違う国でも同じ言語を話していることは、フランス語圏とスペイン語圏の人々にとっては普通のことですね。日本語を公用語としている日本以外の国はないので、日本人にとってはわかりづらい感覚かなと思いました。

言語は経済と人の交流に影響することがおもしろいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿