2010/10/20

ないそでは振れん


  フランスより HAT です。こちらでは、年金改革に反対するストが全土に飛び火して、エセックがある田舎町セルジーでもデモ行進がありました。

  フランスでは60才が退職年齢ですが、今回の改革案により62才に引き上げられる予定です。フランスの年金制度は、第二次大戦後から殆ど変っていないと言われます。昔は18才から働き始めていたのが、進学率上昇と共に就労開始が22才前後に伸びているため、制度自体が続かないのは、普通の思考能力があれば理解できるでしょう。

  仏大統領のサルコジは、「本来だったら、退職年齢を60才から65才まで一気に引き上げてもおかしくないんだ。62才に抑えただけでも、ありがたく思え」的な言動を取っているため、ゼネストの域にまで混乱が拡大しています。

  エセックがあるセルジーに現れたデモ隊は、市役所を取り囲み、「サルコジは辞任しろ!」、「年金改革反対!」等のシュプレヒコールをあげていました。ただ、デモ隊の殆どが20代から30代前半の若年層で、平日にこの辺りにいるということは、働いていないことを意味しています。年金保険料を払っている人がデモするなら分かるけど、払っていない人達が年金改革に反対するフランスって、やっぱり少し変わってるなぁ。

  それより、明後日のアメリカ行きの便、ちゃんと飛ぶんだろうか。航空会社によっては、他の空港で燃料を多めに入れてくるところもあるみたいだけど。今回はアメリカン航空だからなぁ・・・

  

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