2010/10/19

私は少し日本語は話せます


  フランスより HAT です。以前、フランスが親日国であることを書きましたが、私の周りにも日本語を勉強している学生が結構います。今日、図書館の個室(KBSのグループ室に似ている)で勉強していると、同じ寮に住んでいるフランス人女性が、「HAT、ちょっといい?」と流暢な日本語を話しながら入ってきました。

  彼女は17才なのですが、飛び級でエセックに入った秀才で、慶應に留学するため日本語を勉強中です。彼女は日本語の授業で使っている教材を片手に、質問をしてきました。以下は、彼女と私の会話です。

彼女: この教材に載っている、「私は少し日本語は話せます」という文、変だと思うんだけど。
HAT: 変だね。
彼女: どう変えると自然になるかな?
HAT: 「私は少し日本語を話せます」かな。
彼女: やっぱり。「は」と「を」で、文法的な違いはあるの?
HAT: ないと思うよ。
彼女: ふうー。日本語って難しい。

  彼女は日本語を勉強してそんなに経ってないにも拘らず、教材の不自然な部分を指摘するまで理解できるようになっていました。そもそも、17才で大学院生ってどういう仕組みになっているのだろう。

  勤労意欲ゼロの人が多いフランスが、まがりなりにも先進国として扱われているのは、彼女の様な人材を生み出す仕組みがあるからかなあと感じました。今後、教育ビジネスに関わる皆さん。ビジネスで成功した暁には、日本でも彼女のようなエリートを作り出せる仕組みの構築を是非考えてみて下さい。そう言えば、エリートって単語、元々はフランス語だな。

(写真は、2009年のエリートモデル世界大会の模様)

  

2 件のコメント:

  1. 「私は少し日本語は話せます」←不自然。
    「私は日本語は少し話せます」←自然。
    「私はフランス語は話せませんが、日本語は少し話せます」←より自然。

    日本語って難しいですね。
    来週からスウェーデン人に日本語を教えるんですが、不安。

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  2. 日本語を教えるのは、英語教えるより難しいです(笑)。
    ただ、英語の勉強にもなると思うので、是非頑張って!
    ノルウェー、スウェーデン、デンマークを回るため、計画進行中!(無謀?)
    決まったら、また連絡するわー。

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