2011/01/27

外貨と外国語

  フランスより HAT です。フランス語はこちらに来るまで全く接したことがなく、英語の次に学んだ第二外国語もフランス語ではなかった。

  しかしながら、この一年でフランス語は第三外国語から第二外国語へ昇格(?)となり、英語の次に理解できる外国語となった。

  前職は外国為替に強い金融機関だったので、身近に有名な為替アナリストやストラテジストがおり、色んな話を聞いていた。その中で面白かったのは、「顧客に外貨を勧める際、重要な点がある。その人がその国が好きか、行ったことがあるか、友人はいるか等である」という話だ。

  私の場合、アメリカとフランスに住んだことで、ドルとユーロを使って生活できた。 実際にその外貨を使ったことがあるかどうかというのは結構重要で、物価水準を確認する上でも大事なのである。

  仮に私がよく知らない国の通貨、南アフリカランド等に投資して急落した場合、どうなるだろうか?恐らく感情的になって、毎日毎日ランドの上下に一喜一憂する可能性が高い。なぜならば、その国の状勢や物価水準等の客観的情報を持ち合わせていないため、金融機関を非難したり、為替介入に消極的な政府を責めたりせざるを得なくなる。

  外国語を学ぶ場合もその国に行ったことがあるか、文化や人々が好きかというのは継続する上で大変重要である。その意味では、私にとってフランス語は外国語として適していると考える。なぜならば、今まで出会った中で一番美しい女性はフランス人だからだ。

  

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