2010/09/30

世界の片隅で阿鼻叫喚

これ。
スウェーデン名物のSurströmmingっていう食べ物です。
世界で一番臭い缶詰、というフレコミ。
スウェーデン人の友達が「試してみたい?」とくれたんですが、
天気も良いし、今日は授業もないし、と
友人たちと軽ーいノリで、開けてみることに。

まず、「水の中で缶を開けろ」「必ず屋外で開けろ」
ということを言われたので、近所の公園へ。
缶きりの使い方が分からなかったので、近くの人に聞くと、
「離れろ!!」との指令。
このころは「えー、そんなに??」とまだ笑ってられました。

ボールに水を張って、そのなかに缶詰を入れて、
念のため用意しておいたゴム手袋着用で、いざオープン。

すると。
缶きりが「ぷしゅ」って音を立てた途端に漂う悪臭、走る戦慄。
「これは・・・」と声を失う我々。

予想以上だ。

一番近い臭いイメージは、すっごく汚い公衆トイレに
腐ったらっきょうが捨ててあった、みたいな。
正直、トイレの方がまだまし。馴染みがない種類刺激臭が漂う

これは、ホントに食べ物なのか??

缶を開け進めるごとに、強くなる悪臭。
たった一つの缶詰から、ここまで強い臭気が放たれるとは。
所詮食べ物、と高をくくっていた自らの認識の甘さを悔いる。
缶を開いた勇者からだんだん遠のく我々。
頼む、風よ吹かないでくれ。
「ぎゃー」「うっ」「無理・・・・」と逃げ惑うことしかできず。

開けてみると、意外と大きな魚が入ってました。
魚の色も普通。臭いさえなければ美味しそうに見える。

でもこの頃になると、もはや食欲は失せ果て
吐き気・頭痛をもよおしてきました。健康被害発生です。衛生兵!
逃げる元気すらない。茫然自失、凍死寸前の八甲田山状態。

臭い、臭すぎる!!!

マジでこれでテロが起こせるんじゃないかと思うレベル。
生命の危機を感じた我々は「はやくここから逃げなきゃ」と、
事後処理だけはしっっっっっかりして、一目散にその場を離れましたとさ。

警告:開けるな危険!!第一級危険物として取り扱うべし。


しばらく立ち直れない・・・。


一応、勇者が一口食べたところによると、
 良く洗えば、ちょっとしょっぱい魚っていう感じで
 食べられると思う、とのことです。
 ごめんなさい、私は食べる勇気は出ませんでした。

2 件のコメント:

  1. これが噂の臭いやつか・・・。
    「超うまい!」ってぐらいうまいんだったら臭さも多少許容出来るけど、まぁまぁなんだったら臭いだけ迷惑だよね。。。笑
    八甲田山以上の危機的状況なんじゃないの?www

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  2. 自分の好奇心を後悔したのは生まれて初めてだよ。
    その後2時間くらい頭痛が治まらず。。。
    まぁ、忘れられない思い出を友達と共有できたかな(苦笑)
    ちなみにスウェーデン人は「昔の食べ物」っていうイメージらしく、「最近ではあまり食べないよ」と言ってた。

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