2010/12/11

My Courses

ども。Hide@Chicago Boothです。

実は今アルゼンチンはブエノスアイレスに来ています。シカゴでの課程を全て終了したので、帰国までの束の間の旅行中です。北米メリットに最大限レバレッジ効かせております。

ということで、今回は自分が履修した科目について。

ファイナンススクールと(世間では)言われ、ファイナンス関連科目、教授陣の充実したChicago Boothにて、同関連科目を一切取らず、Strategyで染める(ひとつはジャンルでいうとEntrepreneurshipだけど)という、ファイナンス選考の人たちにとっては暴挙とも言える行動に出ました…。だってファイナンスあんま興味ないんだもん笑。でも、結果的には全科目Takeawaysの多い素晴らしい内容だったので満足満足。“これに強い!”というものを持ちながら、それ以外の科目もしっかりと充実させているトップビジネススクールの懐の深さを感じました。

なお、一部の他校とは異なり、Chicago BoothのQuarterは中休みがあるわけではなく、最初に履修した科目を11週(3時間/週)かけてみっちり学びます。
ということで履修したのは以下の3科目。

(1) New Venture Strategy
ファイナンスに次いで近年Chicago Boothがとても力を入れているEntrepreneurship分野の人気科目。スタートアップベンチャーのビジネスモデルをいくつかに分類し、評価する方法を学びます。Steven Kaplan教授の"Entrepreneurial Finance and Private Equity"(一番人気の名物科目)が定量面だとしたら、この授業では主に定性面を中心としたStart-up評価といった感じでしょうか。自分は起業するというよりは、既存企業における新規事業立案、評価(他企業への出資、アライアンス含めて)の手法を学ぶために履修しました。
教授の実体験を含めたトークは非常に面白く、学生は完全にその世界に引きつけられるといった感じ。またフレームワークがものすごくシンプルにまとめられており、また教授の問いかけもシンプルなので、生徒の授業参加がとても積極的。毎回とても活発な議論が展開されていました。
アサインメントとしては、毎週グループでのCase Write-up、終盤には起業家インタビューとスタートアッププレゼンが課せられます。私の組んだチームは、私以外全員ネイティブ(しかもキレもの揃い!)だったので最初ものすごく苦労しましたが、最後のプレゼンのアイディアは自分が提案したものを採用してもらったり、全員とても協力的でしかも頭の回転がメチャメチャ早いので、グループからのTakeawaysも含めて、とても得るものの多い科目でした。

(2) Competitive Strategy
ベーシックな戦略論とフレームワークを、あらためて本場アメリカのトップビジネススクールで、さらに英語で再確認しようと思って履修した科目。
インド人の担当教授は、非常にまじめで優しいナイスガイといった印象で、毎回ものすごくよくまとめられたハンドアウトを用意し、そして、よく準備して授業に臨んでいるんだろうなぁということが伝わってくる素晴らしい授業進行をしてくれました。週末には何度か補講のような形で、戦略論における言葉の定義を教えてくれるクラスを開講したり、うん、やはりナイスガイでした笑。
毎回テーマが明確で、ケースディスカッションの後に、しっかりとレクチャーで何が学びであったかをフォローしてくれるので、KBSの授業ではいまいち(俺だけ?)コレだ!という感じでは理解できていなかった、戦略論における基本フレームワークがものすごくハッキリ自分の中に入ってきました。ということで、復習になるどころか、新たな学びが非常に多く得られた科目でした。
ちなみにこの科目では、来月からKBSに来るフランス人のF君と同じチームで勉強させてもらいました。(そういえば、唯一ノンネイティブメンバーとグループを組んだ授業だ…。)彼も超~ナイスガイなので、皆さん仲良くしてあげて下さいな。

(3) Strategy Development
前述の2科目にも増して、個人的に一番のお気に入りだった科目。Advanced Competitive Strategyといった感じ。
主に近年のオンラインビジネス、マルチサイドプラットフォームといったキーワードを中心とした競争環境の変化の中で、戦略論をさらに実行ベースで、より一歩突っ込んだ形で学んでいく授業。ビジネスモデルとは何か?から始まり、不確実な環境下、またビジネスが成熟化する中で、どのように方向性をプランニングし、戦略を発展させながら事業を拡大していくか?といった内容を学びます。
この科目の教授も、ハンドアウトがめちゃめちゃしっかりしていて、Competitive Strategy同様、ケースディスカッションの内容をどのように学びとして落とすかを、しっかりレクチャーで補ってくれます。ケースをケースだけの 結論で終わらせない、こっちの戦略系授業の典型的な形態なのかもしれません。(きっと、きっちりハッキリ明確に教えないと、こっちのTakeawaysに厳しい学生が納得しないんだろうなぁ…)あと、教授がテクノロジー系に関心が強いみたいなので、個人的に関心の強いケース、テーマが扱われていたのも、この科目が好きだった理由の一つかもしれません。
この授業もキレキレのネイティブたちとグループ組んだので、できる範囲で貢献するのに精一杯でしたが、彼らからの学びもとても大きかったですね。感謝感謝。

ちなみに、本件に関連して、先日投稿したCourse Biddingに関する自分の結果ですが、見事Phase1で希望した上記全科目を履修することができたのでした!と言っても、人気の(1)に所有ポイントのほとんど全てをBitしたんですが…。運ももちろんあったと思いますが、メリハリと思い切りが大事ですね。ちなみにKaplan教授の授業は所有ポイントではまず履修できなそうだったので、諦めました。(現地2年生が貯まったポイントを、クライマックスに一気にBitする科目なんです…)

ではでは。

Hide@Chicago Booth

0 件のコメント:

コメントを投稿