2010/12/11

履修終了

Reimsの村井です。昨日で全ての履修科目を終了しました。
これまでのブログの内容では履修科目に関する情報がフラグメントになっているので、履修した順番に他の皆さんと同じような形式でまとめて書いておこうと思います。

Session0
[Strategy]
2週間のコースで前半はミニケースと戦略に関する講義があり、金曜日にグループ毎に企業を選んでその企業の戦略に関するグループプレゼンを実施。後半では新しくグループが編成され、ITを使ってビジネスゲームを行う。途中経過を2回ほどグループで10分程度プレゼンさせられる。このゲームはKBSのビジネスゲームをウェブでやる感じである。このビジネスゲームが終わった翌日に論述試験があり、全ての結果を加味して成績が付けられた。論述試験は戦略のフレームワークを用いて2時間ほど書かなくてはならないが、何も持ち込めないので戦略に関する英単語をしっかりと覚えておく必要がある。

Session1
[New Approaches to Media and Advertising]
内容はKBSで言えば井上(哲)先生の授業が一番近く、2週間で広告の新媒体や評価手法に関する講義が行われる。グループが編成され、各グループにスウェーデンでの自動車広告を考える課題が与えられた。まず1週目に広告の内容に関する個人レポートの提出が求められ、その後グループでプレゼンに向けて広告内容を考えていくというプロセスであった。自分のグループはSAABが割り当てられた。個人のレポートと最終のプレゼンで評価された。

Session2
[Strategic Human Resource Management]
KBSで使われるようなケースを用いた授業が行われる。今回は中国・台湾企業に関するケースが多かった。事前課題として、毎回ケースに関するポイントをパワーポイント3枚ほどに簡単にまとめて提出することが課せられた。ケースディスカッションなので授業中の発言も重要。最終日にグループで自分たちの選んだ企業に関する組織・人事の問題についてプレゼンを行う。これらを総合的に加味して評価された。

Session3
[Fundamentals of Environmental Finance]
内容は炭素クレジットの取引に関するものが中心で、こうした事業の収益性についてファイナンスの面から評価することを学ぶ内容。ただ、ファイナンスの基本的な話はあまりなく、炭素クレジット取引の仕組みや活用方法に関する話題が多い。授業中のミニクイズ、企業と環境というテーマでのグループプレゼン、論述試験、クラス貢献を総合して評価される。論述試験は持ち込み可でファイナンスの要素はあまりなく比較的書きやすい内容であった。計算も一切なし。一方で、ミニクイズは4択であるが、炭素取引に関して詳しく知っていないと正しい答えを選べず難易度が高い。

[Applied Business Forecasting]
内容は統計の授業である。講義で扱う統計手法に関する内容はKBSの統計的方法論Ⅲかそれ以上。実際の作業ベースでは、Statisticaという統計ソフトを用い、回帰分析とトレンド的な予測ができるレベルまでを習得する。KBSの統計の授業ではレポート課題で評価されるが、この授業ではグループで統計的手法を用いたレポートの作成と、最終日に講義で習った内容に関する論述試験がある。論述試験は持ち込み可で各自のパソコンを使ってWordで作成する。テストでは前半の問題でいくつかの統計的手法や手順について説明させられ、後半で実際に統計ソフトであるStatisticaを使って分析を行う。論述試験は2時間で難易度が高い。統計初心者とパソコンが苦手な人にはお薦めできない授業である。


ここからは授業以外の話し。フランスは交通の便が良く欧州のどこに行くのにも便利。鉄道パスを買ってくれば週末にリーズナブルに欧州内を旅行できるし、シャルルドゴール空港から飛行機でちょっと遠出することも簡単。もちろんフランス国内だけでも見どころはたくさんあるので、プランニングさえうまくできれば週末の予定にはことかかない。

最後に、今日寮のコインランドリーで洗濯したらバスタオルだけが無くなっていた。さすがに洗濯ものは取らないだろうと思ってもう一度部屋を確認してみたがやっぱり見つからなかった。洗濯する前にシャワーを浴びて、そのバスタオルを使ったのでさすがに自分がぼけているとも思えない。良く考えてみると、いつもは洗濯ものがからまっているのに、今日はやけにすんなり取りだすことができた。ニューヨークのコインランドリーでも靴下が片方なくなっていたのでコインランドリーを使う際は盗難・いたずらに気をつけよう。バスタオルぐらい取られてもかまわないが洗濯ものを人に触られていると思うと気持ちが悪い。

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